人生が豊かに熟した夫婦が住むほどに使い勝手の良さを実感する家
人を温かく迎える広い玄関が“住まいの顔”
緑濃い山を背景に佇む、オフホワイトのレンガ調の外壁にグリーンの屋根と玄関ドアが愛らしい平屋。約50もの鉢植えとよく手入れされた庭から、住まう人が家と暮らしを大事にしていることがうかがえます。
石巻市のAさん邸は人が自然と集う家です。居住空間を優先してスペースを削られがちな玄関ホールをゆったりと広くしたのは、来客を歓迎する気持ちの現れ。奥さまは来客をいつでも歓迎し、手づくりの美味しい料理を手早く振る舞い幸せな笑顔を生む、おもてなしの達人。玄関に飾られた奥さま手づくりのキルトのタペストリーや吊るし飾り、フラワーアレンジメントなどが訪れる人を温かく迎えてくれます。
被災した家の再建が希望の予算内で叶った
「実は、鈴木貞良社長に依頼して家を2軒建てました」と話すAさんご夫妻。以前石巻市の沿岸部に住み、牡蠣の養殖の仕事をしていたご主人は、親戚が新築住宅を建てる様子を毎日のように見て、壁の中に断熱材がたっぷり充填されているのを確認し、「いい家だなあ」と感心していました。その家づくりを担当していたのが、鈴木環境建設を立ち上げる前に、別な建築会社に勤めていた鈴木社長でした。
約28年前、鈴木社長に依頼して子どもたちが走り回れる大きな家を建築しましたが、子どもたちが独立後、東日本大震災で被災。仮設住宅を経て、夫婦とおばあちゃんと3人で住む家を建てることを決意し、再び鈴木社長に依頼しました。「被災で予算は十分ではありませんでしたが、鈴木社長の奥さまが“儲けはなくてもAさんが安心できる家を建ててあげて”と言ってくれて、希望の予算内で、利益度外視の品質のいい家を建ててくれました」と振り返ります。
天井の高いLDKが面積以上の広さを演出
ご主人の一番のお気に入りは、約16.8畳のリビング・ダイニング・キッチンです。傾斜天井を利用した高い天井が、約36坪の平屋とは思えない開放感、ゆとりをもたらします。また、北側の高い位置に窓を設けたことで、豊かな採光と山の眺めを手に入れました。
ご主人がソファーに腰掛ければ、キッチンで腕を振るう奥さまと差し向かいになり、会話が弾みます。作業スペースが広く、パントリーと食品庫を備えたキッチンは、奥さまのお城。浴室・脱衣室といった水廻りが一カ所にまとまっていて、ながら家事をするのも便利です。
夫婦2人暮らしでも、近所の人が遊びにお茶を飲んだり、教え合いながらキルトや縫い物をしたり、人が集まることが多いAさん宅は、リビングの家具やトイレ、浴室、収納もゆったりした広さを確保しました。また、戸は全て開けたときに邪魔にならない引き戸を採用するなど、使い勝手にもこだわりました。
8年経っても変わらない快適な家に大満足
完成して8年経った今も「新築みたいにピカピカだね」と言われるのは、マメなお掃除と、2ヵ月に1度床にワックスをかけて大事にお手入れをしているから。使い込みお手入れをするほど愛着がわいてくるのも、木の家の良さです。
木のぬくもりに加えて、エネルギーロスの少ない高断熱、高気密住宅は室内の温度差も少なく自然な暖かさを感じながらストレスなく暮らせます。「気密性が高く何年経っても暖かさ、快適さが変わりません。使い勝手も良く100%満足しています」とご夫妻。Aさん邸を訪問した友人は口を揃えて「いい家だね」と褒めてくれて、4人の友人が鈴木環境建設に家づくりを依頼しました。
長年のお付き合いで、2軒目の家づくりは多くを語らなくても安心しておまかせできたAさんですが「お付き合いで依頼したわけではありません。建築に対してよく勉強している勉強家で努力家、家づくりに真剣に取り組んでいる人が頼む会社だと思います。鈴木社長に依頼して後から後悔しない家を建てることができて大満足。心から感謝しています」と顔を見合わせるご夫妻。美味しい食事や掃除、来客のおもてなし、趣味の縫い物や花の世話など、毎日をイキイキと過ごすご夫妻の暮らしは、快適な家とともにあります。